不死城
『エイブラハム』

【歴史】長きに渡り帝国の進軍を一切許さない魔物の巣窟不死城『エイブラハム』。魔物が多く住んでおり、ビースト、ナイトウォーカー、スプライトの人口が多く魔法に特化した国である。
アンデットなど昼を苦手とする種族や戦争によって住処を奪われた魔物達が、スターダスト・ドラニコフが持つ宝の一つである『ワルプルギスの夜』に避難をし始めたのが始まりである。外との交流が少ないが故に、独創かつ多種多様な文明が生み出されており、魔物による魔物の為の楽園を作り上げている。


【地理】大陸の北にある霧の深い森の中に突如現れる古城そのものが不死城の領土であり都市。許可もなく入ろうとしても、幻のように霞んでしまうようになっているので、公式な手続き又は"特殊な効果"を持つもの以外入ることができない
城の中であるが、魔法により各種族が住みやすいようフロアが分類されており海があったり、山があったりとするが、1階は最も住民達がいるであろう場所で気温は0〜20度であり、暑過ぎず寒過ぎない魔法で作られた太陽と月に似せた球体が天井に浮かんでいる2階は謎が多い種族ナイトフォーカーが多く住んでおり気温は−5度と寒く常に夜になっている。そして最上階に城主と権力者が住まうエリアとなっており彼らが住みやすいように各世帯されている。


【政治】城主兼管理者スターダスト・ドラニコフが統治を収めている君主政。基本最高権力者であるスターダストはエイブラハムの象徴的立ち位置であり、政治的な面でいえば全て民達に任せている。ただし、エイブラハム全体に関わること又は公式的な離国に関しては、スターダスト及びワルプルギスの夜の許可がないといけないので最上階《王座の間》に行かなければならない。
ワルプルギスの夜にて、民達は魂を保管されており永遠の生を受ける。逆を言えば彼らはワルプルギスによって全てを管理されており、いつ、どこで、何をしているのかなど全てを監視及び把握されており、悪さをしようものならば全てが筒抜けで最悪全ての魂を奪われる可能性を秘めている。種族関連もあり、人攫いに盗みなどは当事者達の解決に任せるものとされてる為、ほぼ無法地帯に近い。してはならないことはたった一つ【エイブラハムに対する裏切り】である。

【経済】独自の文化と恵まれた財により産まれた装飾や道具が特産物で、ちょっとした宝など魔物の国らしく変わったものが人気。中には曰く付きなものもあるので、初めての方は慎重に選ぶ方がよい。
民は皆裕福であり、貧困とされる者ですら衣食住には困らず、仕事は娯楽に近いものがある。仕事に関しては一次産業の発掘や農業、薬剤師など種族の特性を生かしたものか、最上階の護衛や給仕などお偉いさん型の下で働くかが殆どである。
どんな種族であろうと民であるならば、医療や学校などの公共施設のサポート支援など手厚い社会福祉が存在する。これらは全てワルプルギスの効果と城主の特殊な力により実現ができている。


【交通】各エリアに瞬間移動の魔法陣が刻まれた《扉》と呼ばれる道具が置かれていたり、箒や翼など魔法を使い空を飛んだりが主流。他の大陸への移動手段は陸路・空路が多いが、魔法陣が設置されてる場合は扉を使うことも可能性である。


【科学】科学技術に関しては各国の中でも最低レベルであり、完全に魔法に依存しきっている。故に機械関連に関しては行商人や無法者などから購入をする以外方法がない。
魔法に関してはトップクラス。子ども達の遊びすらも魔法を使っていたりと、魔法を使うことが当たり前であり使えない方がおかしいレベルに普及されており、学校自体も魔法をメインとした授業が取り入れられている。


【国民】40%ずつビーストとスプライト20%がナイトウォーカー残り種族は10%も満たない

組織宝具:ワルプルギスの夜

エイブラハムの城は意思を持ち、生と死を操る力を持つとされている。城に住まう民達は死ぬ事も無ければ老いる事もない不老不死。故に《不死城》。如何なる攻撃を受けようとも城は何度でも再生し蘇る。城の中へと入ればどこまでも広がる空間は一つの世界。科学では説明できない異質な物体を生み出された。誰から生み出されたかは判るものの、いつからあるのか。何故城を生み出さなくてはならなかったのかは、時代と共に闇の中へと葬り去られている。

主導者

【名前】スターダスト・ドラニコフ
【性別】♂
【年齢】不明
【所属】不死城 エイブラハム(夜間のみ城でリスポーン可能)
【種族】ナイトウォーカー(夜のみ容量+5・夜のみ生命と理性+10)
【戦術】近接職(攻撃時筋力判定-1)
【職業】権力者(1日10c自動取得・理性最大値+5)
【性格】一人称:我、二人称:汝(等)・貴様(等)・種族名など。ドラゴンとしての性質が強く、金貨や宝石など煌めくモノを好み、独占欲が強く嫉妬深い。ある事がきっかけで他種に対して興味を抱いているものの表に出すのは、プライドが許さずこっそり魂越しに眺めたりするだけで興味がないフリをしている。
外に対して憧れはあるが、上に立つ者として無闇な外出はすべきではないと自覚はあり引きこもりがち。世間知らずなところあり。
【容姿】身長:2.2m。横頭に黒い光沢がかかった牛を思わせるツノが2本生え、右側は折れており中は青みかかった水晶体。額にも小さなツノが2本生えている。青みかかった黒色のオールバック。眉毛は太めで、まつ毛が長く白目のところが黒く青い瞳を持った蛇目。鼻は高く気品を感じられる顔立ちで肌は白いが、右目の下から一部が青みのある黒鱗が出ており、エルフ耳。上半身は人間であるが、下半身は内側が星空みたいな青くキラキラした蝙蝠の羽を思わせる翼と、先に青い炎がついた尻尾があり、背中側に棘があり青みのある黒鱗が特徴のドラゴンで四足歩行。上半身に貴族を思わせる青い服に右胸にはエイブラハムの紋章を象ったブローチをつけ、下半身は丸出し。
【数値】
《筋力:10》《理力:10》
《敏捷:5》《知識:10》
《知能:10》《技量:1》
《生命:15》《人望:10》
《理性:25》《感覚:5》
《覚悟:15》《愛情:6》
《容量:25》《幸運:3》
《奥義(オーバードライブ)》
【テュポン・ヒュリエウス:対象の生命を1d6奪い取り、それによって宝を生成する。宝の効果は奪い取った生命と同じコストの任意の市販品と同じにする。なお、生命を奪い取らずに生成された宝にはシステム的な効果は無い】
【備考】不死城 エイブラハムの統治者にして王である存在。滅多に城から出る事はなく、いつ生まれ、存在をしているかを知る者は数少なく謎めいているが長きに渡り生きてる事は確か。本来の姿は10m級の黒いドラゴンであり、羽ばたく際に星屑のような青い魔素を飛ばす事からある人間がつけた名前であり、本人がつけたわけではない。しかも、通常のドラゴンとは異なる性質のことから本当にドラゴンかは本人すら理解していない。
民に関しては無償で受け入れはするが、離国申し出をされてもあっさり認める事が多いので所有する宝認識が高い可能性が高い。

宝を生み出す特殊な力を持ち合わせおり、不思議な力を持ち合わせた宝達を狙う者がいる事を知ってる故門番を作り民を守っている。
ちなみに、彼は生態上雄だが一人で子を孕める。勝手に卵産めるし、ちゃんとブツもある。


彼が興味を抱いた生物は皆死んでいく。

行方不明者

【名前】ライラ
【年齢】455歳
【性別】雌
【所属】不死城 エイブラハム(夜間のみ城でリスポーン可能)
【種族】キメラ(スプライト:理性+10、魔法効果+3)
【戦術】魔法(魔法攻撃時出目-1)
【職業】薬剤師(治療(全ての異常状態レベル1減少+対象生命1d6回復)が使用可能、回復系の道具の効果値+愛情÷3)
【性格】一人称:わたし。二人称:あなた、○○様、呼び捨て、ふわふわあだ名など。箱入り娘で内気な性格。あがり症も相まって恥ずかしい失敗を繰り返すうちに恥ずかしがり屋も追加されたネガティブ思考。臆病者であるものの思いやりがあり、決して卑怯者ではない。植物や水をこよなく愛しており、穏やか。長寿種として珍しく恋に憧れを抱いてるようで秘書(恋愛小説)を集めている
【容姿】尾鰭を合わせて身長185cm。透き通っている水色をベースに緑のインナーカラーの長い髪と、黄色と緑のオッドアイ。右目にふたつ黒子。頭に牛の様なツノがはえており、ピンク色の鋭い爪、手の間と耳の部分に水かき。下半身は青みかかった尾鰭で先っぽに行くにつれて鱗が剥がれていたり、鰭が千切れていたりする。ふくよかな体つきをしている。ピンクと黒のブラをつけているが、外に出歩く際は大きめの白衣を羽織っている。
【数値】
《筋力:1》《理力:10》
《敏捷:10》《知識:10》
《知能:10》《技量:10》
《生命:11》《人望:3》
《理性:21》《感覚:1》
《覚悟:20》《愛情:10》
《容量:21》《幸運:5》
《奥義(オーバードライブ)》
【シャーリー・テンプル:離れた地点の状況を把握もしくは透視できる。戦闘時に使う場合、その戦闘中、自身と同行者の種族特性と職業特性が2倍になる】
【備考】秘薬の材料となる存在だったことと、戦争の勃発により密猟が盛んに行われてしまい結果数が少なくなってしまった種族の生き残り。密猟者に捕まってしまい、帝国の実験として水竜と山羊の獣人をベースに蛇やライオン、人間と言ったDNAを無理矢理注入されたことにより透視能力を新たに手にしたが尾鰭が少しずつ壊死していき死に至る尾腐れを患ってしまった。帝国と侍の国との戦争の際に不死城へと逃げ込み現在は希少種も相まってスターダスト・ドラニコフの元にいる。
普段は観光客の治療や薬草採取をしており、時より外に出られない王の為に海にある貝殻や石を拾って献上したりしてるようだ。