魔導帝国
『フロウスケラシー』

【歴史】殆ど幾重もの戦果によって大陸全土を我がものとした魔導帝国『フロウスケラシー』その名の通り殆どが魔導適性を持つ人間によって形成されている。人間、ヒューマンコア、スプライトの人口が多く、魔導と科学が融合した都市である。
その昔、戦争による人口減少を危惧した研究者によって発情剤が空気中に散布され一気に人口は跳ね上がったが同時に孤児や捨子も増えたと言われる。半分は孤児院に引き取られ、もう半分はスラムで生きる為に罪を犯し、その中の半分が捕まりヒューマンコアにされ、残りの半分は腕を見込まれ陸軍にスカウトされた。

【地理】大陸の中心部に玉座なき城を構え、帝都周辺には近郊の都市を設けており、その殆どがフロウスケラシーに戦で負けた元別国の領土だった街である。
春夏秋冬がやんわりと反映されており、夏場の最高気温は25度、冬場の最低気温は0度ほどである。暑過ぎず寒過ぎず比較的住み易い気候である。

【政治】かつては帝王を主導者として居たが、後継を決める間も無く帝王は病に伏した。それにより仮初の玉座なき統治が始まり今や帝国陸軍、魔導教会、科学研究社の3組織の統治者が次期帝王候補であり同時に現状の主導者となっている。
国家直属の組織は魔導教会と帝国陸軍であり、科学研究社は政治的な権力を持ち合わせては居ない。故に現状最も権力を持っているのは帝国陸軍元帥と魔導協会修道長の2人である。
帝国領地内の元別国の街々の共存を主な政策方針の中心としており、科学研究社が開発したヒューマンコアによってモラルという形無き法を厳守させている。その為、街中で戦闘を行った場合または犯罪行為を行った場合は1時間足らずで巡回しているヒューマンコアによって鎮圧され場合によってはヒューマンコアへと改造され、運が良ければ24時間の強制収容となる。

【経済】主な特産物は魔導書である。その名の通りこの国は魔導によって此処まで大きく発展した国であり、数多くの偉人達が呪文を残している。
貧富の差はまばらであり、いくら広い大都市と云えど仕事が出来なければ永住は難しく、その仕事の殆どが一次産業ではなく物流やサービス業となっている。

【交通】バイクは勿論のこと、飛行艇傭兵団から輸入したホバーボードなども交通手段として主流になっている。他の大陸への移動は主に空路と海路の2通りだが、比較的に空路が多いだろう。

【科学】主な科学技術は比較的に高い方であり、元別国のそれぞれ技術や知識が集結している為、総合的に見れば最も高い技術力を誇る都市でもあるが、魔導帝国と云うだけあって殆どのテクノロジーは魔導によって補われている

【国民】50%が人間であり、30%がスプライト10%がヒューマンコア、残り20%はそれぞれ他の種族が疎らに暮している。

組織宝具:広域魔道装置【Stille】

フロウス魔導教会

読みはシュティレ。サイレントとも呼ばれる。通称は広域魔道装置。
それはドロシー・ワイズマン、モーリス・ワイズマン、ステ■・ア■■ルと■■ナ・■ル■によって作り出された魔具である。通常の術式を帝国内全土に発動することが出来る。例えば、火の玉を振らせる魔法であった場合帝国内全土に火の玉を振らせることができる、というものである。発動には大量の理性消費を求められるため、基本的には大量の素材や道具が必要となる。
今まで発動したという報告はなく、発動領域を世界に広げることもできるという噂もあるが詳細は不明である。製作者の内、現在はドロシー以外の人物が消息不明であるため管理と使用の全ては彼女に一任されている。

組織宝具:人理漂白術式機構【ハルマゲドン】

フロウス帝国陸軍

帝国陸軍の〝野望〟の為に開発された術式システム機構。ひとたびこのシステムが稼動し術式が発動した場合、世界は1度〝漂白〟され、その後魔道帝国『フラウスケラシー』の〝歴史〟と〝民〟だけがもう一度世界に再構築されて蘇る。しかし、この機構を稼働させる為には膨大な魔素エネルギーと電力が必要であり、そのエネルギー量は現人類の文明では到底補うことができないとされており、例え全世界の魔素エネルギーと電力を結集させたところで、稼働させる為には最低でも2000年以上はかかると推察されている。

組織宝具:ラプラスの器

ケラスス科学研究社

それはその昔、ツワブキの祖先によって作り出された人工的な神格であり、この世の魔素の全てを操作する力を持つアンドロイドの少女。ひとつの平和を実現したラプラスは深い眠りに着いている。本来その力はあらゆる願いを叶える事が出来る程に膨大だが、一度役目を果たした彼女が目を覚ますのは再び平和が脅かされた時…つまり、人口が過半数を下回ってしまった場合のみである。

主導者

【名前】Dorothy・Weizmann
              -ドロシー・ワイズマン-
【年齢】23
【性別】女
【所属】フロウス魔道教会
【種族】スプライト
             理性+10│魔法効果+3
【戦術】魔法
【職業】聖職者:魔道学者
              同行者全員の受ける打点を常に-2(1手           
              番に1度のみ、重複無し) │理性最大値+2
              作った呪文の理性消費と制作時の素材消      
              費軽減│魔導書の所持コスト-1

【ステータス】
筋力:10       │ 理力:10
敏捷:5         │ 知識:10
知能:10       │ 技量:1
生命:15       │ 人望:10
理性:20(33)│ 感覚:1
覚悟:15       │ 愛情:10
容量:25       │ 幸運:3

【奥義】
<エクソシスト>
1d6の結果値と同等の手番間この効果は持続する。効果中、敵味方問わず戦闘に参加している全員があらゆる攻撃行動を行えなくなる

~~~~詳細~~~~

【性格】
一人称:私 二人称:あなた
誰に対しても敬語で話す穏やかで理性的な性格。泣いたり怒ったりしても態度に表すことは少く、優しく笑うのみ。自分よりも他人を優先する節があるほどに他人を大切にしている。
-もう何も失いたくないから。


【容姿】長く伸びた柔らかいブロンズヘアー、澄んだ碧眼、外に出ることが少ないため肌は白い。白を基調とした服を好み、外に出る時は基本的に聖職者らしい格好をするよう心がけている。基本的に腕が隠れるような服を身につけている。
身長162cm


【備考】
フロウス魔道教会の主教であり、フロウス帝国の実質的な権力者の1人。
過去にケラスス科学研究社に所属していたことがあるが、思想が合わず魔導教会へと移った。
彼女には右腕がない。ある事故で当時主教であった双子の兄を亡くし、同時に自身の右腕も失ったのだ。人間であった彼女と兄は、その日を境に人間ではなくなった。……という話らしいが、本人はこの事について話したがらない。
彼女の仕事は主に魔導書や孤児の管理であり、帝国の中でも完全中立を維持している。
-全ては世界平和のために

【名前】
Artemisia•von•Sturm-アルテミシア・フォン・シュトルム-
【性別】

【年齢】
20代後半~30代前半
【所属】
フロウス帝国陸軍(毎日5cの資金支給)
【階級】
元帥
【職業】
英雄
【種族】
人間(覚悟+10 週に1度証憑+1)
【戦術】
近接職(攻撃時筋力判定-1)
【職業】
権力者(1日10c自動取得・理性最大値+5)
【性格】
一人称:私、二人称:貴様(等)・貴公/婦人(等)・お前(達)・苗字、名前呼びなど。
慈悲深く、そして冷徹な人物。この世から〝戦争〟を無くす為には魔導帝国『フロウスケラシー』以外の国と民とその歴史をこの世から〝抹消〟する必要があると考えている。その為、他国や自分たちに歯向かう勢力に対しては一貫して敵意を向けている。
敵対している勢力から『冷酷』と呼ばれたり、普段あまり表情を変えないことから、部下や魔道帝国の別組織の人々にまで冷たく、厳しい人だと誤解されることが多い。しかし、実際は部下の名前は勿論のこと、仕事内で知り合った魔導帝国の別組織の名前までも全員記憶しており、軽くではあるが全員の相関図や行動予定をある程度把握しているなど、〝過保護〟とも呼べる程の深い愛情の持ち主。
【容姿】
髪の毛をまとめてくるりと回し、その毛束を1つ結びにしている。髪色は深い水色。瞳の色は赤く、眼光はやや鋭い。普段仕事中は黒いサングラスを着用していることが多い。容姿端麗で無自覚に人の目を惹き付けてしまう程の人望と美麗の持ち主だが、サングラスから覗かせる赤い瞳と目があったものは大の大人の男であろうと身震いさせるほどの凄みと風格を否応なしに感じてしまうという。服装は黒を基調としたフロウス帝国陸軍の軍服を着ている。軍服の上に羽織っているマントには勲章が幾つか飾り付けられている。


【数値】
《筋力:10》《理力:8》
《敏捷:10》《知識:9》
《知能:10》《技量:1》
《生命:20》《人望:8》
《理性:20》《感覚:2》
《覚悟:20》《愛情:10》
《容量:30》《幸運:2》
《奥義(オーバードライブ)》
【X・Y・Z-ゼノ・イールド・ザップ-】この手番を放棄して次の手番の自身の攻撃に効果を反映する。その攻撃によって対象を撃破出来た場合、愛情判定を行い成功すると対象を永続的にひとつの友好的なキャラクターとして扱う事が出来る。


【備考】
魔導帝国『フロウスケラシー』に存在する3組織のうちのひとつ『フロウス帝国陸軍』の統治者にして時期帝王候補のひとり。〝元帥〟と呼ばれるその人物の正体は氷肌玉骨、目を見張る程の美しさと敵に情け容赦のない冷徹さを兼ね備えた女性である。
今でこそ元帥という組織の統治者という地位を獲得しているが、彼女の生まれ元は帝国領の外れにある小さなスラム街であり、豊かさとは縁の遠い存在であった。
彼女には年の離れた弟がいたが、彼は生まれつき身体が弱く、毎日薬を服用しなければすぐに体調を崩してしまう程の虚弱体質であった。
しかしそれでも彼女にとっては唯一の家族であり、心の拠り所であったため、弟の薬代や生活費のために彼女は帝国陸軍に所属することに決め、以来国と弟の為に仕事に従事し続けて今に至っている。
現在、各国で失踪者が相次いで発生しており、その失踪者の中には彼女の弟も含まれていた。しかも、こうして行方不明となった人物たちは次第に人々の記憶から忘れ去られ、そして今や彼女の弟の存在を覚えているものは殆どいない。それは彼女自身も含めて。
日に日に弟との記憶が消えていくにつれて、彼女の心の拠り所は弟からこの国へと変わっていったようで、今ではもう殆ど弟との記憶は残っておらず、ただ帝国の発展と平和の為に自らの心臓と人生を捧げ、自分の果たすべき〝責務〟を全うしようとしている。

【名前】プロフェッサー・ファルフジウム
【年齢】28
【性別】男
【所属】ケラスス科学研究社、代表取締役
【種族】???
【戦術】射撃
【職業】発明家
~~~~数値~~~~
【筋力】1  【理力】10
【敏捷】10【知識】10
【知能】10【技量】10
【生命】11【人望】6
【理性】11【感覚】6
【覚悟】20【愛情】1
【容量】21【幸運】6
【奥義】ケイブルグラム
知能判定と知識判定を行い、どちらも成功した場合のみ行動消費無しで発動可能。キャラクター登録されているヒューマンコアの人数分自身の理性を倍にする。効果は1d6手番の間のみ。
~~~~詳細~~~~
【性格】無愛想な根暗。感情表現があまり得意では無く、同時に感受性にも乏しい。食事も排泄も睡眠すら研究に勤しむ上でタイムロスの原因になると考え専用の車椅子を常用している程の仕事人間。
【容姿】血色の悪い肌と手入れされていない長髪。細く長い体躯と目付きの悪さが一層人を寄せ付けない。身体の節々に手術痕があり、主要臓器と脳を除いた身体のあらゆる部位を定期的に健康体から移植し続け延命している。全ては平和の為に。
【備考】本名は石蕗啓示郎。魔導適合の無い者の為、また戦時中に魔導帝国の魔導力が無力化された場合の補填も兼ねた科学研究に没頭している。専門分野は量子力学と魔導学。かつては魔導教会現修道長と共に魔導学を研究していたがある日を境に倫理観を失ってしまった彼に愛想を尽かし、ドロシーは研究社から手を引いたと言う。丁度、彼がヒューマンコアという人類の負の遺産を作り上げたのも同時期である。幼少期はスラムにて育ち、現陸軍元帥アルテミシアとの邂逅を果たす。互いに手を取り合い■人で毎日を生き抜いて、時にはアルテミシアの■の■■の為に■■罪に手を染め■事も有っただろう。元より■は■器用で謙■■■間だったが、人理■■■式■構の■■動によって亡び■■■を何度も■■■■■器で■■■し、その■■目に■らを■■■■■コアに■■し■。

行方不明者

【名前】stella・augur
             -ステラ・アウグル-
【年齢】不明、外見年齢20代
【性別】女
【所属】フロウス魔道教会
【種族】スプライト
【戦術】魔法
【職業】指導者
【性格】やんちゃで元気、一体何年生きているのかは分からないが子供っぽいという表現が似合うだろう。真面目でお淑やかな人物の多い教会では異色を放つ人物だった。やるなと言われるとやりたくなる、そんな性格である。無茶苦茶な魔導書を制作してはよく主教から怒られていたという。
【容姿】
空色の髪に深い青の瞳。幼さの残る顔つきで人懐っこい表情をよく浮べる。肌は白く大して人と変わらない見た目をしているが彼女は眠る必要はなく浮遊することも可能であった様子。
身長:156cm
【備考】
彼女は星詠みの魔法を使用する人物であった。簡易的な未来予知や危険の予測などを行い帝国に貢献していたという。まだどこかに星詠身を行った跡があると言われているが、現在捜索中である。
また、優秀な魔導師でもあったため教え子が多く存在する。

【名前】Celena・Cruz
            -セレナ・クルス-
【年齢】26
【性別】女
【所属】フロウス魔道教会
【種族】人間
【戦術】魔法
【職業】薬剤師
【性格】
優しく控えめな性格だが、意思は強くたまに周りを驚かせる。人や物、生き物などたくさんのものをとても丁寧に扱う人であり、彼女の優しさが現れている。
【容姿】
淡い桃色の髪に柔らかい黄金色の瞳。目元が柔らかで愛想が良い。
肌はきれいだが腹部に大きな傷跡がある。昔スラムで生活していた際に敵に襲われてしまったのだという。
身長:158cm
【備考】
孤児の面倒を1番見ていた修道女であり、治療に長けている。彼女は孤児や友人達にとって、優しいお姉さんや母親の様な存在であっただろう。幼少期をスラムで過し、父親が薬草などからたくさんの人を救っていることに憧れ医療の道へと進む。父親は彼女が大怪我を負った際に命を落としている。

【名前】Wicke•von•Sturm-ヴィッケ・フォン・シュトルム-
【性別】♂
【年齢】10代前半~20代前半
【所属】フロウス帝国陸軍(毎日5cの資金支給)
【種族】人間(覚悟+10 週に1度証憑+1)
【戦術】魔法職(攻撃時知能判定-1)
【職業】権力者(1日10c自動取得・理性最大値+5)
【性格】一人称:僕、二人称:君(きみ)(達)・苗字、名前呼びなど。
物静かで大人しい。家族(姉)とその幼馴染である啓示郎としか面識を持ったことがないので、あまり人と関わることが苦手である。
彼は遠い未来のことまで予見できるほど頭脳明晰の持ち主である。先見の明に秀でており、軍略を立てることを得意としている。
【容姿】身長152cm。姉のアルテミシアと同じく深い水色の髪と赤い瞳が特徴的な少年。前髪に少し白いメッシュがあり、顔の左半分を覆うように大きな痣ができている。生まれつき視力が弱く、度数の強い丸メガネを常につけている。服装は黒を基調としたフロウス帝国陸軍の軍服を着ている。軍服の上に羽織っているマントの色は渋茶色。
【備考】フロウス帝国陸軍元帥アルテミシア・フォン・シュトルムの弟。
5年ほど前に突然姿を消し、その後もまだ見つかっていない。
彼は生まれつき病弱で身体が弱かった。布団から起き上がることもままならず、幼少期はほぼ寝たきりの状態が続いていた。アルテミシアが元帥の地位を確立してからは、身体の調子を整える薬も毎日受け取れるようになり、生活も安定してきたことから寝たきりの生活から脱して姉の仕事を手伝えるまで至った。と、言っても長年寝たきりの生活が続いていたことから体力も殆どなく、身体も細くて杖をつかなければ歩くことも難しいなど、陸軍に所属するにはあまりにも脆弱過ぎる体つきだったので、彼は後方支援にまわり、主に軍略を立てたり、帝国の生活がより豊かになる方法などを考える仕事をしていた。

【名前】二富士  三鷹  (にふじ さんたか)
【年齢】不詳 、見た目より長寿であることは間違いない。
【性別】男 
【所属】ケラウス化学研究者
【種族】メタリカ4割、人間6割のミックス。ステータスは〘人間のみ〙のものとする。
【戦術】射撃
【職業】発明家(作った道具や装飾のコストと制作時の素材消費軽減
覚悟最大値+5)
【数値】
《筋力:5》《理力:3》
《敏捷:7》《知識:10》
《知能:4》《技量:10》
《生命:12》《人望:6》
《理性:9》《感覚:5》
《覚悟:21》《愛情:10》
《容量:16》《幸運:10》
【奥義】〘 グリーン・シー 〙
(行動消費無し、任意の判定の出目を望む結果へと変貌させる。)
【性格】一人称/オレ  二人称/にーちゃんねーちゃん〇〇っち/三人称/イカしたヤツらorイカれたやつら


「イカしてるねェッッ!!!」
─────これが彼の口癖だったことは言うまでもなく誰もが知っている事実だろう。
ネジが1、2本。否、それどころでは無い程に飛んでおり、例えるならば『 はまるはずの無い別々のパズルのピースがハマっている状態』。お喋りが大好きで、明るく大胆、と言えば聞こえはいいが、実の所は何をやるにも気ままであり、雑多で面白そうなことがあれば自分の仕事をほっぽり出してそちらに行くような人間だ。
【容姿】189cm オレンジのツナギに派手な緑色の髪。視覚機能が弱いため独自で開発した機器でその部分を補っている。
肌の色は健康的かつ、笑うと八重歯が目立つのが特徴的。ところどころ身体をいじっているため、服を脱げば機械的な部分が垣間見える。
【備考】
『 俺っちはさァ、イカした〝愛〟とやらを知りたかった訳よ。』


彼が研究員として実験していたのは、機械整備の他に、アンドロイドやバイオロイドの研究。大まかにいえば〝ヒューマンコアを使わない効率的なエネルギー抽出法〟である。
主な方法は、非常に人間に近いアンドロイドを作ること。人間と同じく味覚があり、30種類以上の表情筋を模した機能があり、感覚神経、涙腺。効率的とは程遠い機能まで備えつけて可能性にかけていた。人間が感情を誘発し得る機能を備え付けることでそれを実現しようとしたのだ。〝 プログラミングではない、0を1にする自発的かつ独自の思考、感情〟を発生させることを目的とした彼の研究は、周りにどう思われていたのだろうか。機械はプログラム通りに動く。そんなの分かっている。しかし彼は、






化学や魔法でも無い、〝奇跡〟とやらの実現を誰よりも信じてやまなかった男だ。


アンタらだって
それを望んでいた筈だから。

【名前】エリスロウ=K=ナコロット
【年齢】16
【性別】女
【所属】ケラスス科学研究社
【種族】ヒューマンコア
【戦術】魔法
【職業】薬剤師

~~~~詳細~~~~
【性格】柔和で温厚、臆病かつ優柔不断でもあるため怒られることが多々。自分の意見を主張することを苦手としており、強い口調で命令されると不服なことであっても従ってしまったり。緊張しいで恥ずかしがり屋な一面も。
【容姿】158cmメートルの、普通の人間よりもやや細いくらいの普通の少女。薄い亜麻色の、緩く癖のついた腰までの長髪。肌は青みがかり、その脆い体を何度も修復した縫い目とそれを保護する為の包帯が身体中に走っている。×印の赤と黒の髪飾りを左側に並べて着け、ふんだんにレースがあしらわれた短い丈のキャミソールワンピースと黒橡の袖の敗れたパーカーのみを身に纏う。
【備考】
彼女は憐れなくらいに『良い子』であった。『良い子』すぎてしまった。


感情表現が苦手な彼女はヒューマンコアとしてはほぼ無能の部類、役立たず。泣くことも笑うことも怒ることも楽しむことも、彼女は人より少し、苦手なのだ。